こんにちは、名古屋市栄の美容院e.m.aPREMIUM beauty solon

スタイリスト梅原です。

30代後半から40代に突入すると出てくるお悩み、、、

「白髪」

ちらほら出てきて1本見つけるたびに1本抜いて、、、なんて人もいるのではないでしょうか。(抜いちゃだめですよ)

40代から段々白髪が多くなってきて2ヶ月だったカラーのサイクルが毎月になり、3週間になり、

根元の白髪染めをマメに繰り返して気づいたら髪の毛がとても暗くなっている、明るくしたくても明るくできない】

これが白髪染めの暗い色から脱出できない負のサイクルです。

40代50代のお客様のカラーカウンセリングで『本当は明るくしたいけど白髪もちゃんと染めてほしい』とよくオーダーされます。しかしなんとかしたくても一回のカラーではそれが叶わないのが現状。そこで今日のブログでは、

『白髪染めを繰り返していつの間にか暗くなってしまった髪を明るくするには』をご紹介させていただきます。

1回目

リタッチカラーはいつも通りかいつもよりハーフトーン明るめを選択。ここで明るくしたいからといって1.2レベル明るめを選択すると根元だけ明るくなってしまうので注意です。そして12から14レベルくらいのカラー剤でハイライトを入れます。そうすると一回目の仕上がりは、いつものカラーよりほんのり明るくなります、しかしとても希望した明るさではないことがほとんどです。

ハイライトで何をしているかというと、蓄積された白髪染めは染料が濃く(マメな人ほど!)一回のカラーでは全くと言っていいほど反応しません。

ここで諦めず、そして担当者を信じて二回目は1ヶ月後のご来店がオススメです。

(ハイライト中。アルミの中だけ明るいカラー剤が塗布してあります)

2回目

来店時の現象として、一回目の仕上がりより日に日にハイライトがさらに抜けてほんのり明るくなったり、まだまだ色素が強く残っている髪だと変わっていなかったり、ひとそれぞれです。

二回目のご来店時にもし明るくなっていたらリタッチカラーを前回よりハーフトーン明るめを選択。変わっていなかったら前回と同じリタッチで。

そしてハイライトは前回同様12レベルから14レベル。ベース(リタッチ以外の毛先)が明るくなっていたらハイライトのお薬をアルカリレベルの低い薬にするのもいいでしょう。

ハイライトを二回連続入れたので、この辺りからベースの色が初めに比べるとさらにほんのり明るくなってきます。

3回目・4回目と同じことを繰り返します。

段々と明るくなってくるので、根元のカラーも明るくしていきます。ハイライトの薬のレベルは全体が明るくなってきたらそこまで強いお薬じゃなくても反応するでしょう。このころになるとハイライトではない周りのベースにピンク系やアッシュ系のお薬をのせてやっと色を楽しむことができたりします。五回を超えた頃には半年ほど過ぎて、初めの真っ黒だった髪がおそらく全体にブラウンになり雰囲気も柔らかくなります。

ハイライトの効果

明度さを作ることによって髪が立体的になり「ふんわり」効果「つや」効果「柔らかさ」の効果などがあります。明度の差が激しいほど個性が際立ち、明度さのないハイライトであればよりナチュラルな仕上がりになります。

さらに白髪の髪にもたらすハイライトの効果は根元から生えてくる白髪をボカす効果、また、暗くなりがちな白髪染めを明るく見せる効果があり、人気の技法です。

(こちらのお客様は白髪率70%で白髪染めのお薬を徐々に明るくしながらハイライトを入れています、地毛の明るさを生かしながら柔らかいベージュ系に仕上がりました)

必須なのはトリートメント

1回目から5回目まで入れたハイライトは黒だった髪を時間をかけて明るくしたもので、間違いなく髪に負担がかかってしまいます。それでもブリーチをするよりは髪に優しいですが、『白髪染めを繰り返していつの間にか暗くなってしまった髪を明るくする』のに必要なのは、時間とトリートメントでしょう。トリートメントは髪の状態に合わせてサロントリートメントと併用して、お家でのシャンプー、トリートメント、アウトバストリートメントも合わせて使っていただくとダメージをそこまで感じずにカラーを楽しむことができるのでオススメです。

(こちらのお客様は、根元の白髪染めをしながらハイライトを入れて、ベースは見えづらいですがアッシュ系で染めました。さらにサロントリートメントをして髪の中から潤いがありツヤツヤで健康な髪に仕上がりました)

白髪染めを繰り返していつの間にか暗くなってしまった髪を明るくしたい方は是非半年計画でチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ご来店お待ちしています!

梅原シズカ

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